最近は迷惑行為のニュースが目立ち、今朝のニュースでも「Z世代は最悪の世代」という

ワードが出ておりました。

はたして悪いのはZ世代なのでしょうか。

日本人はなんでも一括りにしたがりますが、決してZ世代の全員が迷惑行為をしている

わけではありませんし、ごく一部の人間のせいでそういったイメージを持たれてしまう

Z世代の方が被害者だと思ってしまいます。

ネットが普及し始めたことも影響し今までも行われてきた悪事が世間の目に触れる

ようになってきただけではないでしょうか。

目に触れることが多くなったせいで日本人のモラルが…などと外国からは言われてい

いるようですがそもそも昔からそういった人間はいましたし日本人のモラルがそこまで

素晴らしいと思ってもらえていたことに驚きです。

ではどうしてそのような他人に迷惑をかける人間がいるのでしょうか。

私なりに考えてみるとそういった人間は自分や自分に近い人のことしか考えておらず

自分の行為がやがてどんな結果を生むのかという想像力が欠如しているからではないかと

考えています。

一時の面白さのために人生をかけているという気持ちは毛頭ないでしょう。

しかし、ひとたび世間の目に触れると取り返しのつかないことになってしまいます。

そういった想像が働けばこういったことは起きないのではとおもいますがこれは

普段の私たちにも言えることなのです。

悪いことをしていると目立ってしまう分気づくことができますが例えば自動車の運転でも

同じことがいえるでしょう。

仕事柄、事故を目の当たりにすることが多くどうしてそうなったのか状況を確認していくと

自分本位の運転による事故が圧倒的です。

ちょっとよそ見をした、気づかなかった、譲ってくれると思った、相手が悪い、

いつのまにかスピードが出ていた、これは進めるだろう、だれもいないから…

といった気持ちで普段運転していませんか？

みんなしているから、だれもきづかないからというだけで自分のことしか考えていない

から起きている事故がたくさんあります。

車に乗れば自分以外の人も車に乗っていますし歩行者もいれば自転車もいます。

子供もいれば高齢者もいるのです。

まして車は便利ですがいとも簡単に人の命を奪うことができる道具なのです。

運転に集中し常に万が一を想定しながら危機予測を行う、自分以外の人のことを考え

譲り合いの精神で運転する、そういった基本的な考えを持って運転していますでしょうか。

もちろんニュースにでている迷惑行為は許しがたいものですが見方を変えると自分たちも

性質は同じなのです。

人の振り見て我が振り直せではありませんがネットの普及によりだれかの失敗を自分の

ものとし、反省することができる世の中になったのですからあの人は…ではなく自分も

気を付けように変換し周りのことも考える余裕を持っていきましょう。