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2023.09.13コラム 稲穂から学ぶこと
9月中旬に入っても、まだまだ30度を超える真夏日が続いていますが、日の入りは早くなり
あっという間に夕暮れ時を迎えるようになりました。
栃木県内でも稲刈りの時期となり、田んぼ一面が黄色くなった稲穂で埋め尽くされた風景や
稲刈りをする農家さんの姿を見かけます。
お米屋さんやスーパーの食品売り場でも今年収穫できた新米が並び、いよいよピカピカ
光ったもちもちの新米が食べられるようになりますね。
稲刈りにも目安となる時期があり、田植えから稲刈りまで短くて90日、時間がかかる場合は
120日かかるようです。
稲先から3つ目の枝分かれした部分が黄色くなった頃が、稲が成熟したことが分かると言われています。
今年は猛暑で稲の生育も早く、収穫も例年より1週間早まっている地域が多いようです。
大雨による被害や気温上昇など厳しい気候の中でも、農家さんが水の管理など丁寧に行いながら
収穫し、私たちの食卓に届けられることに感謝していきたいです。
また、「稲」のことざわでも有名な
”実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな”ということわざのように、
豊かに実った稲穂はその重みで頭が下がる、という様子から人も知識や技能が
深まるほど、人に対して謙虚になるという意味があります。
稲が成長するまでの過程の中で、健康な土壌や水、日照や農家さんの手入れによって
中身が詰まっていくように、人も支えて頂ける方々の存在や自分自身で頑張ることなど
様々な過程を踏んで少しずつ成長していけるのだと思います。