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2023.01.19コラム 『和風月名』より感じること

こんにちは。今週末以降は今季一番の寒波が予想されています。明日は”大寒”

となり、暦に合わせるような寒気が流れ込んできますので、温かくしてお過ごし下さい。

そんな寒さの中でも、日はゆっくりと少しずつ長くなってきていることが分かり、自然界は

春に向かって動き始めているのがうかがえます。

日本は四季の変化をはっきりと感じることができる国でもあることから、1月2月…という月の

呼び名の他に、古くから伝わる和風月名があります。中学生の頃に確か国語の授業で学び、

テストのために必死に覚えた記憶があります。

今月1月は睦月(むつき)、一年の始まりであるお正月は、家族や親族が仲睦まじく喜びを感じ合う月。

なかでも覚えやすかったのが、9月の長月(ながつき)、秋になり夜が長くなる月。

10月の神無月(かんなづき)、全国の神様が出雲大社に集まるため神様が留守になることを

知った時、集まった神様は皆でどんな話し合いをしたのだろう、と神秘的な気持ちになりました。

そして12月の師走(しわす)は、落ち着いて普段は走らない僧侶も走り回るくらい忙しい月を表しています。

2023年が始まり毎日、毎週の時間の流れの早さを感じつつありますが、寒い中でも近隣の植物が

蕾を膨らませたり開花する花も見受けられるようになりました。

和風月名のように、日本人のもつ季節感や季節の移り変わりを感じとり、身近な辺りを見回すことで

観て聴いて知ることの楽しさを味わいながら豊かな時を過ごしていけたらと思います。