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2025.06.26コラム キャッシュレス社会とお金の感覚
先日、お客様との会話の中でふと感じたことを今回のテーマにさせていただきます。
最近、現金を使う機会がずいぶん減ったなぁと感じます。
コンビニでもカフェでも、スマホやクレカをピッとかざすだけでレジで小銭を探してまごつくこともなくなり、
すっかりキャッシュレスの便利さに慣れてしまいました。
支払いのたびに財布を出す必要がなくなると、ちょっとしたストレスも減り買い物もスムーズ。
ポイント還元や家計簿アプリと連携してくれるサービスもあって、「使いすぎ防止」にも役立ちそう…と思っていたのですが、
ふと気づいたことがあります。
それは、「お金を使っている実感が、ちょっと薄れているかも」ということです。
現金だと、財布が軽くなったり、お札が減ったりして、「今、これだけ使ったんだな」と自然と意識することができます。
でもキャッシュレスだと、スマホをタップするだけなので、ついつい使いすぎてしまうことも。
まるでゲームの中のお金を使っているみたいな感覚になるときもあります。
もちろん、キャッシュレスにはたくさんのメリットがありますし、これからますます普及していくと思います。
でもその一方で、「お金って、ただの数字じゃないんだよなぁ」という感覚は、できるだけ大切にしていたいとも思います。
特に、これからお金の使い方を学ぶ子どもたちには、まずは現金でのお金のやり取りを経験させてあげたいですね。
自分の手で500円玉を握って、お菓子を買って、おつりを受け取る。
そういう経験が、金銭感覚の土台になるような気がします。
便利な世の中だからこそ、ちょっとだけ立ち止まって、「お金ってなんだろう」と考えてみるのもいいのかもしれませんね。